看護師の副業おすすめ6選|始める前に知っておくべき注意点

「もう少し収入を増やしたいけど、転職するほどではない」。

そう考えたとき、選択肢の一つになるのが副業です。2018年の「副業・兼業の促進に関するガイドライン」(厚生労働省)策定以降、副業を容認する医療機関は少しずつ増えています。

看護師の資格や経験を活かせる副業は意外と幅広く、自分の生活スタイルに合った形で始められます。ただし、本業に支障をきたさないための注意点もあります。

この記事では、看護師におすすめの副業6つと、始める前に必ず確認すべきポイントを整理します。

目次

副業を始める前に確認すべき3つのこと

### 1. 就業規則の確認

最も重要なのは、現在の勤務先が副業を認めているかどうかです。

公的病院(国立病院機構、自治体立病院など)に勤務する場合は、公務員に準じた就業規則が適用され、副業が制限されることがあります。民間病院やクリニックでも、就業規則に「副業禁止」や「届出制」の規定があるケースは少なくありません。

必ず就業規則を確認し、必要に応じて上司や人事部門に相談してください。

### 2. 確定申告の必要性

副業の所得が年間20万円を超える場合、確定申告が必要になります(給与所得者の場合)。これを怠ると、後から追徴課税を受ける可能性があります。

副業の種類によって「給与所得」か「雑所得」かが異なるため、初年度は税務署の無料相談や確定申告ソフトを活用するとスムーズです。

### 3. 体力管理の優先

看護師の本業は心身の負担が大きい仕事です。副業で疲労が蓄積し、本業でインシデントを起こしてしまっては本末転倒です。

「週に何時間まで副業に使えるか」を事前に決め、体調に合わせて調整できる副業を選ぶことが大切です。

看護師におすすめの副業6選

### 1. ツアーナース(旅行添乗看護師)

修学旅行や団体旅行に同行し、参加者の健康管理を行う仕事です。1回あたり1万〜2万円程度の報酬が一般的で、日帰りから数泊のものまであります。

単発で入れるため、シフトの合間に計画的に組み込みやすいのが魅力です。人材派遣会社に登録して案件を紹介してもらう形が主流です。

### 2. 健診・検診バイト

企業健診や自治体の検診業務を単発で受ける副業です。採血や血圧測定など、看護師の基本スキルがそのまま活かせます。

1日あたり1万〜1万5,000円程度が相場で、春〜秋の繁忙期は案件が豊富です。ブランクからのスキル維持にも役立ちます。

### 3. 医療系ライター

看護師の経験を活かして、医療・健康に関する記事を執筆する仕事です。クラウドソーシングサイトや医療メディアの募集から始められます。

文字単価は1〜5円程度が多く、専門性が評価されれば単価は上がります。在宅で自分のペースで取り組めるため、子育て中の看護師にも向いています。

### 4. 看護師向けセミナー・研修の講師

特定の分野(感染管理、褥瘡ケア、フィジカルアセスメントなど)に強みがある方は、研修講師としての副業が可能です。

看護協会や研修会社からの依頼が多く、1回あたり数万円の報酬が見込めます。自身の専門性を深めながら収入を得られる点が特徴です。

### 5. 訪問入浴の看護師

訪問入浴サービスに看護師として同行する仕事です。バイタルチェックと入浴可否の判断が主な役割で、医療処置は基本的にありません。

1回あたり1万〜1万5,000円程度で、半日から1日単位で入れます。体力は使いますが、スキル面のハードルは低めです。

### 6. 夜勤専従バイト(他院でのスポット夜勤)

本業が日勤のみの場合、別の医療機関で月に数回スポットで夜勤に入る方法もあります。1回あたり3万〜4万円程度と単価が高いのが魅力です。

ただし、体力への負担は大きく、本業との掛け持ちで生活リズムが崩れるリスクがあります。体調管理を最優先にし、無理のない頻度で行うことが前提です。

副業選びのチェックリスト

副業を選ぶ際は、以下の4点を確認してみてください。

チェック項目 確認ポイント
就業規則 副業可か。届出制の場合は手続き済みか
時間の確保 本業のシフトと両立できるか。休息時間は十分か
収入と税務 年間20万円を超える見込みか。確定申告の準備はできるか
キャリアへの影響 本業のスキルアップにもつながる内容か

副業よりも「働き方を変える」選択肢

副業を検討する理由が「収入を増やしたい」であれば、副業ではなく転職で年収自体を上げるほうが効率的な場合もあります。

たとえば、訪問看護ステーションではオンコール手当や訪問件数に応じたインセンティブがあり、病棟と同等以上の年収を得ているケースもあります。「副業で消耗するより、本業の環境を見直す」という視点も持っておくと、選択肢が広がります。

まとめ

看護師の副業は、資格を活かせる選択肢が豊富にあります。ツアーナース、健診バイト、ライターなど、自分の生活スタイルに合った形から始めてみてください。

ただし、就業規則の確認と確定申告の準備は必須です。そして何より、本業に支障が出ない範囲で行うことが大前提です。

「副業か転職か、どちらが自分に合っているかわからない」という方は、まず今の状況を整理するところから始めてみませんか。

この記事の監修者
株式会社じょいなす 代表取締役 / 臨床工学技士
元臨床工 学技士。病院勤務を経て、看護師の転職支援事業を立ち上げ。年間300人以上の面談を 代表自ら対応し、一人ひとりのキャリアに向き合っています。
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この記事を書いた人

元臨床工学技士。病院勤務を経て、看護師の転職支援事業を立ち上げ。年間300人以上の面談を代表自ら対応し、一人ひとりのキャリアに向き合っています。

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