看護師の面接で「最近気になるニュースは?」と聞かれたときは、「ニュース概要→自分の経験→志望先との接続」の3ステップで答えます。評価されるのはニュースの詳しさではなく、自分の看護経験とのつなげ方です。たとえば全国訪問看護事業協会の調査では、訪問看護ステーション(稼働数)は2025年4月1日現在で18,754か所あり、在宅医療を志望する人が話しやすい題材です。
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面接で話せるニュースの回答シートをLINEで受け取る(無料)面接官はこの質問で何を見ている?
見ているのは、次の3つです。医療知識の深さを試しているわけではありません。
社会への関心:患者さんの生活背景や地域の課題を理解するには、現場だけでなく社会全体に目を向ける姿勢が欠かせません。
考えを整理して伝える力:ニュースの内容より、「自分はどう感じたか」「看護とどうつながるか」を言葉にできるかが評価の分かれ目です。
志望先との一貫性:選んだニュースから、どんな看護に関心があるかが伝わります。訪問看護なら在宅医療、急性期病院なら医療安全というように、志望動機と矛盾しない題材を選びましょう。訪問看護を志望するなら、訪問看護の志望動機も見ておくと話の筋がそろいます。
2026年の面接で使える題材は?
使いやすいのは、在宅医療、地域医療構想、特定行為研修、高齢者の単独世帯、医療のデジタル化の5つです。志望先の仕事とつなげられるものを1つ選びます。
訪問看護ステーション数の増加
2025年4月1日現在の稼働数は18,754か所で、2023年4月1日現在の15,697か所から増えています。在宅医療の場の広がりを、キャリアの話につなげられます。
2040年に向けた新たな地域医療構想
厚生労働省の「地域医療構想策定ガイドライン」は、2040年頃にかけて高齢者救急や在宅医療のニーズの増加が進むと見込んでいます。令和8年3月にまとまった「新たな地域医療構想に関するとりまとめ」では、病床の機能分化にとどまらず、外来・在宅医療、介護との連携、人材確保まで含めた地域の提供体制全体を課題として位置づけました。「地域で暮らしを支える看護に関わりたい」という志望動機につなげられます。
特定行為研修と看護師の専門性
厚生労働省の資料では、特定行為研修の修了者数は2025年3月現在で11,840人です。専門性を高めたいという前向きな姿勢を示しやすく、「自分も学び続けたい」という話につなげられます。
高齢者の単独世帯をどう支えるか
2023年国民生活基礎調査では、高齢者世帯のうち単独世帯は855万3千世帯です(世帯総数は5,445万2千世帯)。一人暮らしの孤立は注目度が高く、訪問看護や地域医療の志望と相性がよい話題です。現場で感じたことと結びつけると、リアリティが出ます。
電子カルテ情報の標準化
厚生労働省の資料は、入退院時や専門医・かかりつけ医との情報共有がより効率的に行われることを目指す姿としています。情報をつなぐ看護師の仕事と結びつけられます。
「最近のニュース」にはどう答える?
ニュースの内容を長く説明する必要はありません。時間の大半を、自分の経験と志望先の話に使います。
1. 概要を一文で:「最近、○○というニュースが気になっています」で十分です。
2. 自分の経験と結びつける:「前職の病棟で○○を経験し、自分ごととして感じました」と伝えます。
3. 志望先の仕事で締める:「この経験を、御施設の○○で活かしたいと考えています」と話します。この3つがそろえば、どのニュースでも面接で使える答えになります。
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職場タイプ別の回答例は?
訪問看護ステーションを受ける場合
在宅医療の広がりを、病棟経験とつなげる例です。
「訪問看護ステーション数が2023年の15,697か所から2025年には18,754か所に増えていると知りました。急性期病棟で5年間勤務し、退院後の患者さんの生活が見えないことにもどかしさを感じていました。病棟で培ったアセスメント力を訪問看護で活かしたいです。」
回復期リハビリ病院を受ける場合
働き方の話題を、自分の経験と志望先の姿勢につなげる例です。この規制は、厚生労働省「医師の働き方改革の制度について」に記載があります。
「2024年4月に始まった医師の時間外・休日労働の上限規制をきっかけに、看護師の働き方改革にも関心を持ちました。夜勤が続いて余裕のない時期があり、働き続けられる環境を選ぶことが大切だと感じています。御院の姿勢に共感しています。」
クリニック・外来を受ける場合
情報共有の課題を、外来での実体験でつなげる例です。
「電子カルテ情報の標準化が進められていると知りました。外来で、他院からの紹介患者さんの情報が十分に届かず、問診をやり直した経験があります。情報をつなぐ役割を担いたいと考えています。」
避けたい答え方と、この型が合わない場面は?
避けたいのは、要約だけで終わる答え、政治・宗教に偏った話題、「特にありません」の3つです。最後のものは、関心の薄さと準備不足を同時に伝えてしまいます。1つで構わないので、自分の言葉で語れる話題を持っておきましょう。
この型が合わない場面もあります。「当院の取り組みをどう思いますか」のように志望先そのものについて聞かれた場合は、3ステップにこだわらず、聞かれたことに直接答えてください。
よくある質問
Q. ニュースを普段チェックする余裕がない場合、どうすればいい?
題材探しに時間をかけすぎる必要はありません。面接の1週間前に、厚生労働省の「報道発表資料」ページを10分確認すれば足ります。全部読む必要はありません。自分の経験と結びつけて語れる話題を1つ見つければ大丈夫です。
Q. ニュースの内容を間違えて覚えていた場合、減点される?
細かい数字より、なぜ関心を持ったか、看護とどうつながるかが見られます。ただし、施行年の間違いなど明らかな事実誤認は避けたいので、概要は正確に押さえておきましょう。
Q. 医療以外のニュースを選んでもいい?
選んで構いません。防災なら災害時の看護体制、少子化なら母子保健というように、看護の仕事とのつながりを説明できれば十分です。
Q. 準備するニュースは何本がいい?
2本を目安にしてください。志望先の分野に近いものと、少し離れたものです。
Q. 答えたあとに深掘りされたら?
自分の経験の場面を1つ具体的に話します。知らないことは認めたうえで、自分の考えを足せば十分です。
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