看護師の副業おすすめ6選|始める前に知っておくべき注意点

看護師の副業は、ツアーナース・健診バイト・医療系ライターなど、資格や経験を活かせるものが幅広くあります。始める前に、就業規則の確認・確定申告の準備・体力管理を済ませることが前提です。

厚生労働省は2018年1月に「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を作り、2020年9月と2022年7月に改定しています。企業と働く人が安心して取り組めるように、労働時間の管理や健康への配慮の考え方をまとめたものです。とはいえ、認めるかどうかは勤務先の就業規則で決まります。「転職するほどではないけれど、収入を少し足したい」ときの選び方と、始める前の確認を順に見ていきます。

副業を始める前に確認すべき3つのことは?

副業の前に確認するのは、就業規則・確定申告・体力管理です。

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1. 就業規則の確認

最初に確かめるのは、今の勤務先が副業を認めているかどうかです。

自治体立の病院で働く看護師は地方公務員で、報酬を得てほかの仕事に就くには任命権者の許可が要ります(地方公務員法第38条)。民間の病院やクリニックでも、就業規則で「禁止」「届出制」「許可制」のどれかを定めていることがあります。

必ず就業規則を確認し、必要に応じて上司や人事部門に相談してください。

2. 確定申告の必要性

給与を1か所から受けている人は、給与以外の所得(ライターの原稿料などの雑所得)の合計が20万円を超えると確定申告が必要です(国税庁 タックスアンサー No.1900)。健診バイトのように2か所目でも給与として受け取る場合は条件が変わるので、同じページで確かめてください。住民税は扱いが別なので、お住まいの市区町村で確認が要ります。

受け取り方によって「給与所得」か「雑所得」かが変わるため、初年度は税務署の相談や確定申告ソフトを使うと迷いにくくなります。

3. 体力管理の優先

看護師の本業は心身の負担が大きい仕事です。疲労が積み重なって本業でインシデントを起こしては、元も子もありません。

「週に何時間までなら使えるか」を先に決め、体調に合わせて減らせる仕事を選びます。

看護師におすすめの副業6選は?

資格や経験を活かせるのは、ツアーナース、健診・検診バイト、医療系ライター、研修講師、訪問入浴の看護師、スポット夜勤などです。

1. ツアーナース(旅行添乗看護師)

修学旅行や団体旅行に同行し、参加者の健康管理を行う仕事です。日帰りから数泊のものまであり、単発で入れるので、休みの日に合わせて組み込めます。

人材派遣会社に登録して案件を紹介してもらう形が多く、泊まりの案件は本業の連休と重ねる必要があります。

2. 健診・検診バイト

企業健診や自治体の検診業務を単発で受ける仕事です。採血や血圧測定など、看護師の基本スキルがそのまま活かせます。

企業健診が集中する時期は募集が増えます。採血の手技を保つ場にもなります。

3. 医療系ライター

看護師の経験を活かして、医療・健康に関する記事を執筆する仕事です。クラウドソーシングサイトや医療メディアの募集から始められます。

始めたばかりの単価は低めで、得意な分野の記事を重ねるほど上がりやすくなります。在宅で時間を選べるので、子育て中でも組み込めます。

4. 看護師向けセミナー・研修の講師

特定の分野(感染管理、褥瘡ケア、フィジカルアセスメントなど)に強みがある方は、研修講師として働く道もあります。

依頼元は看護協会や研修会社などです。人に教えるために資料を作り直すので、自分の専門分野の知識も整理されます。

5. 訪問入浴の看護師

訪問入浴サービスに看護師として同行する仕事です。バイタルチェックと入浴可否の判断が主な役割で、医療処置は基本的にありません。

半日から1日単位で入れる事業所があります。浴槽の搬入や移乗の手伝いで体力は使いますが、求められる手技は多くありません。

6. 夜勤専従バイト(他院でのスポット夜勤)

本業が日勤のみの場合、別の医療機関で月に数回スポットで夜勤に入る方法もあります。6つの中では1回あたりの単価が高めの案件が見つかりやすい仕事です。

そのぶん体への負担は大きく、日勤の本業と組み合わせると睡眠の時間がずれます。月に何回までと先に決めてから入ってください。

どの仕事にするか、何で選ぶ?

選ぶときは、次の4点を確かめてください。

チェック項目 確認ポイント
就業規則 副業可か。届出制の場合は手続き済みか
時間の確保 本業のシフトと両立できるか。休息時間は十分か
収入と税務 年間20万円を超える見込みか。確定申告の準備はできるか
キャリアへの影響 本業のスキルアップにもつながる内容か

副業よりも「働き方を変える」選択肢もある?

目的が「収入を増やしたい」なら、本業の条件(基本給・手当・昇給の仕組み)を見直すほうが、使う時間に対して効く場合があります。今の手取りと、条件を変えたときの手取りを並べてから決めると、時間を削って働くかどうかを判断しやすくなります。

夜勤を含む交代勤務で睡眠が足りていない時期は、副業で収入を足すより、休む時間を守るほうを先にしてください。

よくある質問

Q. 看護師は副業をしてもいいですか?

勤務先しだいです。民間の病院やクリニックは就業規則で、自治体立の病院は任命権者の許可(地方公務員法第38条)で決まります。わからなければ、人事の担当に「届出か許可か」を聞くのが早道です。

Q. 副業の収入はいくらから確定申告が必要ですか?

本業の給与だけの人なら、副業の所得(収入から経費を引いた額)の合計が20万円を超えたときです(国税庁 タックスアンサー No.1900)。健診バイトのように2か所目も給与で受け取る場合は、年末調整を受けない2か所目の給与と、給与以外の所得を合わせて20万円を超えると必要になります。

Q. 職場に知られずに働くことはできますか?

就業規則で届出や許可が決まっているなら、手続きを踏むのが前提です。隠して働くと、規則違反として扱われるおそれがあります。届け出たうえで、本業に支障が出ない範囲にとどめるのが安全です。

Q. 子育て中でも続けやすいのはどれですか?

時間を自分で決められる医療系ライターや、単発で入れる健診バイトが組み込みやすい働き方です。ただし在宅の仕事でも締め切りはあるので、受ける量を少なめに始めてください。

Q. スポット夜勤を本業と掛け持ちしても大丈夫ですか?

本業の勤務の前後に、まとまった睡眠が取れる日だけに入れてください。厚生労働省のガイドラインも、副業をする人の労働時間と健康への配慮を求めています。

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まとめ

始める順番は、就業規則の確認 → 使える時間の上限を決める → 単発の仕事で試す、です。続けるかどうかは、本業の疲れ方を見て決めてください。

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この記事の監修者
株式会社じょいなす 代表取締役 / 臨床工学技士
元臨床工学技士。病院勤務を経て、看護師の転職支援事業を立ち上げ。面談は代表自ら対応し、一人ひとりのキャリアに向き合っています。
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この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、特定の転職先や結果をお約束するものではありません。