「転職回数が多いと不利になるのでは?」と不安に感じている看護師は少なくありません。
結論から言うと、看護師の場合、転職回数だけで不採用になることはほとんどありません。ただし、伝え方を間違えると印象が悪くなるのも事実です。
この記事では、採用担当が実際に見ているポイントと、転職回数が多い場合の対策を解説します。
看護師の転職回数の実態
看護師は一般企業と比べて転職回数が多い傾向にあります。
- 20代で1〜2回の転職は一般的
- 30代で3〜4回も珍しくない
- 看護師全体の約70%が転職経験あり
この背景には、夜勤の負担、ライフステージの変化、病棟閉鎖や配置転換など、看護師特有の事情があります。採用担当もこの実態を理解しています。
採用担当が気にすること・気にしないこと
気にしないこと
回数そのもの
「転職3回だからNG」のような機械的な判断をする施設は、実際にはほとんどありません。特に人手不足の施設では、経験豊富な看護師を歓迎する傾向があります。
ライフステージによる退職
結婚、出産、配偶者の転勤、親の介護。ライフステージの変化による退職は、マイナス評価にはなりません。
気にすること
短期間での退職の繰り返し
1年未満の退職が2回以上続くと、「うちでもすぐ辞めるのでは」という懸念が生まれます。これが最も注意が必要なパターンです。
退職理由に一貫性がないこと
「人間関係→給与→通勤時間→人間関係」のように退職理由がバラバラだと、「何をしても不満を感じる人」と思われるリスクがあります。
前職の批判
退職理由を聞いたときに前の職場の悪口が出ると、転職回数に関係なく印象が悪くなります。
転職回数別の対策
2〜3回:ほぼ問題なし
看護師としては一般的な回数です。特別な対策は不要ですが、各施設での経験と学びを簡潔に説明できるようにしておきましょう。
4〜5回:伝え方に工夫が必要
回数よりも「各施設で何を学び、どう成長したか」を語れることが重要です。転職の軸(大切にしていること)に一貫性があることを示しましょう。
例: > 急性期→回復期→訪問看護と経験を積んできましたが、一貫して「退院後の生活を支える看護」に関心を持ち続けてきました。
6回以上:戦略的な説明が必要
正直に回数を伝えた上で、「なぜ今回は長く働けると考えているか」を具体的に説明する必要があります。
例: > これまでの転職を通じて、自分が最もやりがいを感じるのは在宅看護だとわかりました。御ステーションの教育体制とチーム体制であれば、長く貢献できると確信しています。
面接での伝え方のコツ
キャリアの「ストーリー」にする
バラバラの転職歴を、一つの成長物語として語れると印象が大きく変わります。「AでBを学び、BでCに気づき、Cで自分の方向性が定まった」という流れです。
「次は長く働きたい」を明言する
採用担当が最も知りたいのは「うちで長く働いてくれるか」です。「御施設で長く貢献したい」と明言し、その根拠(施設の特徴と自分の希望の一致)を添えましょう。
短期退職があっても隠さない
職歴を省略すると、後から発覚した場合に信頼を失います。短期退職があった場合は、理由を簡潔に説明し、そこから何を学んだかを伝えましょう。
まとめ
看護師の転職回数は、多いこと自体が問題ではありません。大切なのは、伝え方です。
- 転職の軸に一貫性を持たせる
- 各施設での学びを語れるようにする
- 「次は長く働きたい」と明言する
自分のキャリアの整理に迷ったら、まずは客観的に強みを把握するところから始めてみてください。

