【転職事例】夜勤が限界で転職|子育て中の看護師が選んだ働き方

※ この記事は、with Nursingの転職相談を利用された方の事例をもとに、個人が特定されない形で構成しています。

目次

プロフィール

項目内容
年代30代後半
前職総合病院 整形外科病棟(10年)
転職先老健(介護老人保健施設)
家族構成配偶者あり・子ども2人(小学1年・4歳)

転職を考えたきっかけ

整形外科病棟で10年間働いてきました。手術の多い病棟で、月7〜8回の夜勤をこなしながら二人の子どもを育てていました。

限界を感じたのは、下の子が4歳になった頃です。

夜勤明けで保育園に迎えに行き、そのまま夕食の支度をして寝かしつけ。翌朝また日勤。夫も帰りが遅く、ワンオペの日が多い中で、身体も心も限界でした。

上の子の小学校入学が近づき、「小1の壁」も見えてきました。学童保育の送り迎え、宿題のサポート、PTA活動。今の勤務形態では、どう考えても両立できないと思いました。

転職先を選ぶまでの過程

最初に考えたのはクリニックでした。「日勤だけで定時に帰れる」というイメージがあったからです。

でも調べてみると、土曜診療が月2〜3回あること、患者数が多い日は残業が発生すること、少人数のため休みが取りにくいことがわかりました。

次に検討したのが老健です。日勤が中心で、業務の流れが決まっているため見通しが持てる。入所者さんの状態も比較的安定しており、急性期ほどの緊張感はない。子育て中の看護師も多く、お互いにフォローし合う風土がある施設が多いと聞きました。

老健を選んだ決め手

  1. 夜勤なしのポジションがあった(日勤のみの常勤枠)
  2. 残業がほぼない(17時に退勤できる)
  3. 子育て中のスタッフが多い(急な休みへの理解がある)
  4. 10年の病棟経験が評価された(即戦力として採用)

正直に感じたデメリット

年収は下がった

480万円(夜勤手当込み)→ 380万円。年間100万円の減収は正直大きかったです。でも、残業代がなくなった分と夜勤手当がなくなった分を合わせた金額なので、時給換算ではそこまで変わりません。

医療スキルが鈍る不安

整形外科で毎日行っていた術後管理や点滴の管理は、老健ではほとんど行いません。「いつか病棟に戻りたくなったとき、ブランクになるのでは」という不安は今もあります。

物足りなさを感じる時期があった

最初の数ヶ月は、急性期のスピード感との差に戸惑いました。「自分はもっとできるのに」と感じることもありました。でも、入所者さんとじっくり関わる中で、「これも看護だ」と思えるようになりました。

転職後の生活の変化

勤務時間: 8:30〜17:00(残業ほぼなし) 夜勤: なし 休日: 週休2日(シフト制だが希望が通りやすい)

朝、子どもたちを学校と保育園に送ってから出勤。17時に退勤して、学童にお迎え。夕食を作って、宿題を見て、一緒にお風呂に入る。

「普通の夕方」が手に入ったことが、何よりの変化でした。

同じ悩みを持つ方へ

「夜勤を続けるのは無理。でも、看護師を辞めたくはない」

その気持ちは、私自身がずっと抱えていたものです。

年収は下がりました。医療スキルが鈍る不安もあります。でも、子どもたちの成長を近くで見られること、自分の体調が安定したこと。それは年収では買えないものでした。

転職先は老健だけが正解ではありません。訪問看護、回復期、クリニック。選択肢はたくさんあります。大切なのは、「自分が何を優先したいか」を整理することです。

一人で悩んでいるなら、まず誰かに話してみてください。

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この記事の監修者
株式会社じょいなす 代表取締役 / 臨床工学技士
元臨床工 学技士。病院勤務を経て、看護師の転職支援事業を立ち上げ。年間300人以上の面談を 代表自ら対応し、一人ひとりのキャリアに向き合っています。
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この記事を書いた人

元臨床工学技士。病院勤務を経て、看護師の転職支援事業を立ち上げ。年間300人以上の面談を代表自ら対応し、一人ひとりのキャリアに向き合っています。

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