【転職事例】急性期病棟から訪問看護へ|30代看護師の決断

※ この記事は、with Nursingの転職相談を利用された方の事例をもとに、個人が特定されない形で構成しています。

目次

プロフィール

項目内容
年代30代前半
前職大学病院 消化器外科病棟(7年)
転職先訪問看護ステーション
家族構成配偶者あり・子ども1人(3歳)

転職を考えたきっかけ

7年間、大学病院の消化器外科で働いてきました。手術件数が多く、毎日が目まぐるしい日々でした。

転職を考え始めたのは、子どもが生まれてからです。育休から復帰した後、月6回の夜勤と残業に追われ、子どもが起きている時間に家にいられない日が続きました。

「この働き方をあと何年続けられるだろう」

ずっと看護師を続けたい。でも今のペースでは、身体も家庭も持たない。そう感じたのが、転職を考える最初のきっかけでした。

訪問看護を選んだ理由

最初は、クリニックや健診センターも検討しました。でも、7年間急性期で培ったアセスメント力を活かせなくなることに抵抗がありました。

訪問看護を知ったのは、病棟で退院支援に関わる中で、訪問看護師と連携する機会があったからです。退院した患者さんの自宅でのケアの話を聞くうちに、「退院後の生活を支える看護がしたい」という思いが強くなりました。

訪問看護を選んだ決め手は3つです。

  1. 病棟経験が直接活きる(アセスメント力、急変対応力)
  2. 日勤中心で、子育てとの両立がしやすい
  3. 給与が病棟とそこまで変わらない(オンコール手当含む)

転職活動で苦労したこと

オンコールへの不安

夜間のオンコールがあることは知っていましたが、子どもがいる中で対応できるのか不安でした。面接でステーションのオンコール体制を詳しく聞き、月4回・先輩にいつでも電話相談できる体制だと知って安心しました。

「一人で判断できるか」という不安

病棟ではすぐ隣に先輩がいましたが、訪問は一人。この不安は正直に面接で伝えました。ステーション側も「最初の3ヶ月は同行訪問がある」と教えてくれ、不安が軽減しました。

転職後の生活の変化

勤務時間: 8:30〜17:30(残業ほぼなし) 夜勤: なし(オンコール月4回) 休日: 土日祝(オンコール当番日を除く)

子どもの保育園の送り迎えが自分でできるようになりました。夕食を一緒に食べて、寝かしつけができる。当たり前のことですが、病棟時代には叶わなかったことです。

年収の変化: 480万円 → 440万円(オンコール手当含む)

年収は40万円ほど下がりましたが、夜勤手当がなくなった分を考えれば想定内です。残業がほぼなくなったことを考えると、時給換算では上がっています。

訪問看護で感じていること

やりがい

一人の利用者さんと長期間関わり、生活全体を見ながらケアできること。「あなたが来てくれると安心する」と言われたときは、病棟では感じられなかったやりがいを感じました。

大変なこと

一人で判断する場面はやはり緊張します。特に最初の数ヶ月は、訪問のたびに「これで合っているだろうか」と不安でした。でも、ステーションに戻ればチームに相談できるし、先輩も「最初は不安で当たり前」と言ってくれました。

同じ悩みを持つ方へ

「今の働き方が限界だけど、看護師を辞めたくはない」。そう感じているなら、訪問看護は選択肢の一つになるかもしれません。

病棟での経験は、訪問看護で無駄になることは一つもありません。むしろ、「病棟を知っているからこそ」できるケアがあります。

不安があるのは自然なことです。まずは情報収集から始めてみてください。

あわせて読みたい

この記事の監修者
株式会社じょいなす 代表取締役 / 臨床工学技士
元臨床工 学技士。病院勤務を経て、看護師の転職支援事業を立ち上げ。年間300人以上の面談を 代表自ら対応し、一人ひとりのキャリアに向き合っています。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元臨床工学技士。病院勤務を経て、看護師の転職支援事業を立ち上げ。年間300人以上の面談を代表自ら対応し、一人ひとりのキャリアに向き合っています。

目次