「転職したいけど、いつ動き出せばいいんだろう」。
看護師の転職には、求人が増える時期とそうでない時期があります。タイミングを知っておくだけで、選べる求人の幅も、採用されやすさも変わってきます。
この記事では、看護師の求人市場が活発になる月とその理由、ボーナス後の動き方、そして転職活動全体のスケジュールの考え方を整理します。
看護師の求人が増える時期 — 年間カレンダー
看護師の求人数には、明確な「波」があります。大きなピークは年に2回です。
### 第1のピーク:1月〜3月
年度末の3月に合わせた退職者の補充で、最も求人が多くなる時期です。4月入職を前提とした採用が活発になり、病院・クリニック・訪問看護ステーション・介護施設のいずれでも求人数が増加します。
特に1月〜2月は選考が集中するため、この時期に応募するなら12月頃から準備を始めておくのが理想です。
### 第2のピーク:9月〜11月
10月入職または翌年1月入職を見据えた求人が増える時期です。夏のボーナス支給後に退職者が出るため、その補充として秋に採用活動が活発化します。
この時期は年度途中の中途採用が中心で、即戦力を求める傾向が強くなります。経験のある看護師にとっては有利な時期です。
### 求人が少ない時期:4月〜5月、12月
4月は新年度の入職が落ち着いたばかりで、採用活動は一段落します。12月は年末の繁忙期にあたり、採用担当者の動きが鈍くなる傾向があります。
ただし、求人が少ない時期だからといって転職活動をしてはいけないわけではありません。ライバルが少ないぶん、じっくり選考してもらえるメリットもあります。
ボーナスをもらってから辞める — スケジュールの立て方
転職を考える看護師の多くが気にするのが「ボーナスをもらってから辞めたい」というタイミングです。
一般的な病院のボーナス支給時期と、逆算した転職スケジュールは以下のとおりです。
| ボーナス | 支給時期 | 退職届のめやす | 転職活動開始 |
|---|---|---|---|
| 夏のボーナス | 6月〜7月 | 7月〜8月 | 5月〜6月 |
| 冬のボーナス | 12月 | 12月〜1月 | 10月〜11月 |
注意したいのは、ボーナスの支給条件です。就業規則に「支給日に在籍していること」が条件として定められている場合が多いため、退職届を出すタイミングはボーナス支給日の後にしましょう。
支給前に退職の意思を伝えてしまうと、ボーナスが減額されたり、支給対象外になるケースもあります。
転職活動のスケジュール — 全体像
看護師の転職活動は、準備から入職まで平均2〜3ヶ月かかります。全体のスケジュールを把握しておくと、無理なく進められます。
1ヶ月目:情報収集・自己分析
2ヶ月目:応募・選考
3ヶ月目:内定・退職手続き・入職準備
「いつ辞めるか」より「いつ動き始めるか」
転職のタイミングで最も大切なのは、実は「辞める時期」ではなく「動き始める時期」です。
求人情報を見始めるだけなら、今すぐでもできます。すぐに応募しなくても、市場の相場観をつかんだり、自分の希望条件を整理したりする時間は、後の選考で大きな差になります。
「来年の3月に辞めたい」と思っているなら、今から情報収集を始めて損はありません。
時期に関係なく動きやすい職場
求人の波に左右されにくい職場もあります。
まとめ
看護師の転職に有利な時期は、求人が増える1月〜3月と9月〜11月です。ボーナスをもらってから辞めたい場合は、支給日の後に退職届を出すのが基本です。
ただし、最も大切なのはタイミングよりも「準備」です。自分の希望条件を整理し、情報収集を始めること。それが、納得のいく転職への最短ルートになります。
まずは自分の強みや適性を知るところから始めてみませんか。

